第43回 Xmasを迎える準備に忙しいNYと変わり行くSoHoマップ続編
第43回: Xmasを迎える準備に忙しいNYと変わり行くSoHoマップ続編 (2002/12/11) ロックフェラーセンター・ツリー点灯式 撮影:林幸恵 ロックフェラーセンター・ツリー点灯式 撮影:林幸恵 Xmasを迎える準備に忙しいNY 例年より早いXmas飾りのような気がするのですが、年間の売り上げを決める一番大事な時で、活気を出そうと早くから飾り付けが始まっています。普通はThanksgiving(感謝祭)の後からがいっせいにXmasですが、今年はそのかなり前から飾り付けが始まっています。人出は多いのですが、皆買うのを絞っているのか、まだビジネス的には思わしくなく、店の人は皆心配しています。 アメリカだけの大イベントThanksgivingは、毎年11月最後の木曜日で、今年は11月28日でした。最初のアメリカ開拓移民が、ターキー、ハム、ポテト、コーン、Yam(Sweet Potato)等の収穫を祝ったしきたりから、家族そろってこれらの食材で食卓を飾ります。ちょうど、日本のお盆のような感じで皆里帰りをします。私の所でも年に一回の大ごちそうを作って、親元に帰れなかったスタッフや友人を招待しました。 NYでは、朝9時からメーシーズのThanksgivingパレードを、毎年1番寒い日に見に行ったり、TVの中継を見ながら料理作りをしたり(これは、日本の大晦日のような光景でしょうか?)。そして、パレードの最後にサンタクロースが出てきて「これからあと何日でXmas」と数え始めると、街は一斉にXmas商戦に入ります。Xmasと言っていますが、アメリカでは“Merry Xmas”はキリスト教徒が使い、ユダヤ教徒は“ハッピーハヌカ*”と、それぞれ宗教によって違うので、日本の様に誰も彼も“Merry Xmas”のカードは送りません。皆に通用する“Happy Holiday”や“Peace”等を使っています。 いつもイベントを行うArmory(兵器庫)のスペースで、12月中頃に年末クラフトバザーが企画されていましたが、テロの予告と警備の準備に使用するためと、キャンセルになって、クラフト作家達が打撃を受けてなげいています。 *ユダヤ教の祭日。ヘブライ暦に従っておよそ11月から12月に毎年行われ、8日間かけて祝われる。Happy ハヌカ >>>> チェルシーマーケットの八百屋さん。この間までのハローインパンプキンがターキーとXmasに向けての飾りに Cut Turkey ターキーカット 撮影:林幸恵 Crate & Barrelのオープニング オープニングのチケットは1人$50で、DIFFA(Design Industries Foundation Fighting AIDS)に寄付されます。数日前から売り切れで締切られるほどでしたが、当日はビルのまわりをぐるりとまわる入場者で賑わっていました。 Pikachu-Thanksgiving パレードの今年新登場ピカチュー 撮影:林幸恵 Crate & Barrelのオープニング その他の料理 撮影:Tomi Nevin 6番街のビル群もみなXmasの飾り ロックフェラー・センター前の飾り Xmasを迎える準備に忙しいNY SoHoのウィンドーもクリスマス・デコレーションが増えてきていますが、移り変わりの速さも目をみはるものがあります。最近まで、Grand Street とGreen Street にあったウエディング・ドレス専門店があっという間に家具店に変わり、一度店を出したカルティエやイブ・サンローランがほんの短い間で閉じたり、シャネルも近いうちSoHoの店を閉じるそうです。 それでもイタリア勢の家具、インテリアの店、有名ブランド・ブティック、そして、最近多いのにびっくりするのは靴屋とアイグラス・ストアー、そしてメイキャップ・ストアーもSoHoを変えてきています。 SoHoにはいくつかの有名ブランドのメイキャップ・ストアーがあります。大きなスペースだから作れるサウナ、スティーム・バスなどのある高級スパ。まだ倉庫街の様子を残すロフトへ、リムジンで乗り付けるセレブリティー達がスパの利用者のようです。 5番街Cartieのビルごと贈り物? 6番街53丁目バーリントンミル社前の飾り Radio City ケーキ屋さんのウィンドウもクリスマス一色 Sacks 5th Ave. Sacks 5th Ave. 動く人形のウィンドー チェルシーマーケットの中のアーチの飾り Sacks 5th Ave.