ミュージアム・オブ・アーツ・アンド・デザイン(MAD)で2000年に始まって以来、2年ごとに開催され、今回で5回目を迎えるジュエリー展示即売会「LOOT」。MADがコロンバス・サークルに移転以降最初の展示会として、10月20日から10月26日まで開催されました。

審査員によって選定された1点もののコンテンポラリー・アート・ジュエリー。参加アーティストは世界15カ国60人以上で、2000点以上の作品が展示されました。「Visionaries」「Metaballl」「SOFA NY」と同じく、この「LOOT」も、Museumの基金集めとして大きなイベントです。

 

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 初日は4時半からオープニング・イベントが開催されました。$5000から$250までの特別チケットを購入した招待客が時間差で来館。直接アーティスト達と会話を楽しみながら、8時までショッピングをしていました。この日がやはり一番、売行きが良いようです。翌日の木曜日は夕方6時から拝館料が無料になり、夜9時の間まで、グループ見学など沢山の人で賑わいました。

最初の展示コーナーがオランダ・デザイナー・セクション、次はNYで活躍している著名デザイナ-、そしてNative American Artist(インディアン)自然石などを使った著名アーティスト、そして奥の部屋は各国のデザイナー達のブースが並びました。

 

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 日本の作家では、長年出展している和田隆さんが前の方のブースに。今回はじめて日本から選ばれ出展となった坂雅子さん、一力 昭圭さん、そしてNY在住の横内さゆみさんの作品が選ばれ参加しました。

23日の土曜日には、学芸員の司会で、著名デザイナーのパネル・ディスカッション「自分の作品のLOOT」が3時から6時まであり、個々のジュエリー、アート、デザイン、クラフトの特徴、考え方などが、映像とパネル・ディスカッションで紹介されました。質疑応答もあり、日本の一般的ジュエリーの考え方との大きな違いあり、とても勉強になりました。

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 他にもいろいろな講習会、ツアーが企画されました。普段休館の月曜日も、この展示の日はオープンして、週末を楽しんでもらおうというものでした。他の美術館にはない、MAD 美術館の特徴でもある、2階の常設ジュエリー展示・ティファニールームと同じ2階で、この「LOOT」が催されている事も、ジュエリー愛好家には、見逃せないものだったようです。今Museumショップの中でも評判のMAD Museumショップにも、オリジナル・ジュエリーが多く、評判も売行きも良かったようです。

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 出展作家が多すぎるせいか、個々の展示ブースの小さいことが難点。それを除けばミュージアムがアートとビジネスと繋ぐイベントとしては、成功例といえる企画でした。

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