第32回: NYのデザインハウスを目指すFelissimo (2002/1/16)
日本でカタログ販売で成功したFelissimoが、1992年、最初にNYの5番街を少し56丁目に入ったところにビルを購入しました。そのころインテリア・デザイナーで大活躍のClodh(クロダ)を起用して、建物のリニューアル・デザインを依頼しました。
当時、彼女に云わせると、彼女のノウハウで、自分の城を宣伝するように、あらゆるNYのパブリシティーに宣伝したと言っていました。
建設中の現場も時々見せてもらいましたが、彼女のまわりのNYのトップ・デザイナー達が家具から小物までかかわっていて、大変ユニークなデザイン・ハウスとして話題を呼んだオープニングでした。
Felissimoは最初から、的を得たNYのリーダーをブレーンに入れて、はじめたのがあたったと思いますが、人が変わるとポリシーが変わるのと、日本とNYとの重心をどこに置くかとか、デザインとアートを一緒にしているところが、良いところでもあり、難しいところでもあると思います。だんだん増えるアグレッシブな意見やブレーンのアイディアに左右される事なく、ユニークな姿勢を保持して、ますますNYの名所になって欲しいものです。
この12月なじみになった買い物客がXマスの買い物に来て、展覧会だけになって、小さくなったshop部門にとまどっていました。書入れ時に沢山のお客さんが、買えないと帰っていきましたが、余裕のビジネスなのでしょうか。
11月迄の1階入口付近の作品展示