1月31日から2月4日までの間、年2回開催される北米最大規模のNYインターナショナル・ギフトフェアがジャビッツ・コンベンション・センターで開催されました。世界85カ国2,700社が出展するうち、審査によって高いデザイン性を評価されたブースだけが出展可能となる「アクセント・オン・デザイン」部門の中に、今回初めて「アクセント・オン・ジャパン」という名称で、日本の商品群をまとめたブロックができました。
従来出展していたブースの撤退などもあり、一箇所にまとまることで、よりパワフルに日本の商品を発信するのが狙い。主催者側からも日本の新しい良質な製品の出展が望まれており、協力を要請されました。
今回出展したのは23年連続出展のGallery 91、20年のINATOMEと若手のMORIHATA International。そして、日本からはじめて出展したFUNFAMの4社でした。

【 1 】 ジャビッツ・コンベンション・センター外景と中(写真1~4) 撮影:K.稲留

【 2 】

【 3 】 【 4 】 【 5 】初日の人と行列(写真5~7) 【 6 】
【 7 】 【 8 】アクセント・オン・デザイン入り口エスカレーター(写真8、9) 【 9 】

天気予報は雪でしたが、当日は天気にも恵まれ、大変な混雑で9時の開始にはドッと人がなだれこみ、久しぶりに人の多さに圧倒されました。来場者は世界85カ国、50州からの31,000人のとのこと。
景気が上向いてきたのでしょうか、買い渋っていた在庫が底をついたのでしょうか、それとも何か新しい商品を探して彼等も活気を取り戻したいと願うのでしょうか、初日の人出は本当に期待したくなるほどの混雑でした。
今回の企画に、ミュージアムやハイデザインショップのバイヤーも、あちこち探さずに、続けて見れる良さを喜んで、もっと日本のものを集めてほしいと話していました。新聞やニュースでも取り上げられ、次が期待されています。
http://www.accentonjapan.net

【 10 】 アクセント・オン・デザインのサイン

【 11 】 上からの全景 【 12 】アクセント・オン・ジャパンのサイン 【 13 】アクセント・オン・ジャパンの列 【 14 】Gallery 91のブース(アクセント・オン・ジャパン)(写真14~18)
【 15 】  【 16 】 【 17 】 【 18 】

今年のアクセント・オン・デザイン賞の受賞者は Excellence in Product Design賞にj-me® (London, England) for “Float” magazine rack
Excellence in Product Design賞にAreaware (New York, NY) for “Shovel Birdhouse”
Overrall Excellence賞にEastern Accent (Sudbury, MA) 今回で6回目のアクセント・アワード受賞
Best Collection賞にPablo (San Francisco, CA) for ambient, hybrid and task lighting
A+ Best New Designer:若いこれからのデザイナーをサポートするA+のブースに、期待の新人としてJung-woo LeeのEK DESIGN (Seoul, Korea) が選ばれました。

【 19 】 Morihata Internationalのブース(アクセント・オン・ジャパン)(写真19~21) 撮影:K.稲留

【 20 】  【 21 】撮影:K.稲留 【 22 】アクセント・オン・ジャパンのブース 【 23 】FUNFANのブース(アクセント・オン・ジャパン)(写真23~26) 撮影:K.稲留
【 24 】 撮影:K.稲留 【 25 】 【 26 】撮影:K.稲留

今回初めてだと思いますが、「2010 Bloggers Choice Award」専門のトレンド・ウオッチャー6人が、これからの商品の傾向や売れ筋などの調査を行い、アクセント・オン・デザインの200以上の会社の製品から、それぞれが1点を選出するという試みがありました。(1)「Accent on Japan」の中の「FUNFAM」の「竹でできた子供たちの食卓用マナーテーブルウェア」の商品が、Michael Cannell Choiceに選ばれ、これからのトレンドと推選されました。
他には(2)ミラーグッドマンのPlayshapesが、アートとサイエンスの融合で子供たちとノスタルジックな大人に訴える素晴らしいデザインとして、Ami KealohaのCool Hunting’sに選ばれ、(3)Baskets, bags and jewelryをDanielle DeVitaが選び、スキューバダイビングで使用する材料のネオプレーンを日用品の製品に変えた事が称えられました。特に各々の部分がイタリアで創られ(手製)、今回がアメリカでの初展示になったそうです。

【 27 】 INATOMEのブース(アクセント・オン・ジャパン)(写真27~29)

【 28 】 【 29 】 【 30 】ロイターニュース取材風景(写真30、31) 【 31 】
【 32 】アクセント・オン・デザインの3600アイル 【 33 】アクセント・オン・デザインの3700アイル 【 34 】アクセント・オン・デザインの3800アイル 【 35 】アクセント・オン・デザインの3900アイル
【 36 】アクセント・オン・デザインの4000アイル 【 37 】フロントのアイル

(4)Habitually Chic’sのStyle de Vieテーブルは、ビンテージのブループリントとフランスの学校ポスターを積み重ねて創ったもので、Heather Clawsonの私のお気に入りで選出されました。
(5)Stylebeat.blogspot.com’sのMarisa Marcantonioは「OlyのChildren’s Chair」、(6)Apartment TherapyのMaxwell Gillingham-Ryanは「Umbrellas by BRELLI®」を選出。
以上の6点が機能的で、環境にやさしく、魅力的で美しい2010年の 代表的なプロダクトとして選出されました。

【 38 】 全景

【 39 】Excellence in Product Design賞にj-me® (London, England) の“Float” magazine rack 【 40 】Excellence in Product Design賞にAreaware (New York, NY) の“Shovel Birdhouse”(写真40、41) 【 41 】 【 42 】Overrall Excellence賞にEastern Accent (Sudbury, MA)(写真42~44)
【 43 】 【 44 】

主催者側は各ジャンルで様々な賞を設けたり、バイヤーや出展者を引きつけようと魅力ある展示会にすべく、努力しているようです。
今回NYのトレード・ショーと、日本やヨーロッパのトレードショーと、両方出展して感じた事を聞かせていただき、NYがいかにビジネス・マインドがはっきりしているか分かりました。
名刺集めや展示会開催が目的の日本や、ヨーロッパのショーに比べて、NYは初日からオーダーを取り、ビジネスに徹しています。 トレードショーに出展して、オーダーをとらないのは、何のために出展しているのか、はなはだ疑問です。
次回は8月14日から19日に開催されます。審査がとても厳しいですが、出展希望者の方は下記まで。
info@accentonjapan.com

【 45 】 Best Collection賞にPablo (San Francisco, CA) のambient, hybrid and task lighting(写真45、46)

【 46 】 【 47 】A+ Best New Designer:Jung-woo LeeのEK DESIGN (Seoul, Korea) 【 48 】Chilewichのブース 【 49 】Zelcoのブース 【 50 】Unbraのブース