NY恒例、8月のインターナショナル・ギフト・ショー「Accent on Design」が、今回は8月16日~20日にジャビッツ・コンベンション・センターで開催されました。今年は天気にも恵まれ、初日2日目の会場は結構混み合い、前回の冬の時期より回復したように思えたのですが、全体的にはオーダーの数が少ないなど、まだアメリカの景気は回復せず、今回も忍耐のショーとなりました。作年同様「Accent on Design」へのアプローチとエントランス・ロビーには、今年も注目される「Sustainability」の特別展示スペースが設けられ、主催者側が選んだ175の点の環境にやさしい、これからの社会を考えたギフト、パーソナルケアー商品から家庭用品などのプロダクトが展示されました。この展示を見てブースを尋ねる人達も多く、展示参加者には大きな助けになっているようです。「Accent on Design」のTOPが変わり、ドロシー・ベルシャウ(NYIGFディレクターとGLM副社長)は「25年間 『Accent on Design』 は、ギフトとライフスタイルの現代のデザイン製品規格をつくりあげてきました。」「そして今回の 『Accent on Design』 賞を受賞した3つの会社とそれらの製品は、混雑している今の業界の中でも『Accent on Design』を特徴付けるエネルギーと巧みさを例示し、輝いています。」と言っています。

【 1 】 慣例になった北コンコースの「サスティナビリティー」展示風景(写真1~4)

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【 3 】「サスティナビリティー」上からの全景
【 4 】 【 5 】Accent on Design上からの全景(写真5~7) 【 6 】
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【 8 】Accent on Designn会場の入ったすぐの景色、作年迄の ALESSIが降りて、Jonathan Adlerが移動し正面に展示。 【 9 】Accent on Design 賞の発表パネル

アワードの選考委員は革新、機能、独創性を評価基準で判断し、今年は以下3社を選びました。□最優秀プロダクト賞は、ブルックリンの「Desu Design」のドアーノッカーで、コートハンガーがミニマルの彫刻としても認識されました。□もう一つのベスト・プロダクトデザインは「Design House Stockholm」(スエーデン)の昔ながらのファミリーチェアーが受賞。新しくて美しいどこにでもある伝統的なスウェーデン人のstickbackチェアー。□Best Overall Collectionを受賞したのは、ブルックリンの「neo-Rtility」。アプローチと共にさまざまな実用的な範囲のカテゴリを提供する、管理選択における素晴らしさが認められました。このboothには日本では知られている「IDEA」が初めて出展しています。

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【 12 】もう一つの最優秀プロダクト賞はDesign House Stockholm(スエーデン)の昔ながらのファミリーチェアーが受賞(写真12~13) 【 13 】 【 14 】Best Overall Collectionを受賞したのはブルックリンの「neo-Rtility」このboothには日本では知られている「IDEA」が初めて出展(写真14~15) 【 15 】
【 16 】Jansen+CoのBooth,子供の為の楽しいデザインのコレクションが多い。(写真16~17) 【 17 】 【 18 】SUCK UK(写真18~19) 【 19 】
【 20 】日本からの初めての出展。「Snow Peak」キャンピング・グッズ 【 21 】Touch(CA)いろいろな雑誌にも紹介されているeco フリークな商品群(写真21~24) 【 22 】 【 23 】 【 24 】

今回の「Acccent on Design」では、日本人やヨーロッパから新しく出展しているboothが目につきました。全体的には正面にいつも大きく出展していた「ALESSI」や「Vitra」、右手のテーブルの部門で大きいスペースを確保していた「タンボポ」などが出展していなく、一番奥の2列の4100、4200列にPier 92が移動し、新しい部門の「Studio」で、クラフト、ハンドメイドなどの商品を展示するコーナーになっていました。「Acccent on Design」の長年の出展者も移動していたので、雰囲気も変わり、常連客も捜すのに戸惑ったりする姿もあったようです。

【 25 】 Felt (Soho NY)

【 26 】 【 27 】 【 28 】Cardboardesign(写真28~29) 【 29 】
【 30 】Olbrish Produkt ドイツのレザーバッグ会社(写真30~31) 【 31 】 【 32 】アニマル・ランプ 【 33 】Schleeh Design モントリオールの紙を重ね手ねじると彫刻のヒット製品をだしていた作家が新しく木工デザインで花器などを発表(写真33~34) 【 34 】

会場をまわって目についたものは、圧倒的に子供を対象にした商品やエコグッズで、余裕のある見せ方をしているのは、やはりヨーロッパ勢のBoothでした。「Playforever」のBoothではシンプルなデザインのカーTOYですが、大人が喜びそう。「Litter Box」はデザイナー本人が自分のペットの為にお洒落なネコのトイレを作ったというスマートなトイレ。ネコがちゃんと入ってくれると良いのですが。
「Morihata International 」ロードアイランドスクールを卒業したフィラデルフィアに住む、日本人御夫妻がデザインものをコンサルタントして輸入している会社で、今回は今治タオルやジュエリーを展示していました。日本からの初めての出展というお洒落なキャンピング・グッズを紹介している「Snow Peak」もシンプルにデザインして囲ったBoothで目をひきました。

やはり発出展というウエスト・コースに会社をかまえる「SAIKAI」は日本の有田焼きの窯元がバックに、柳宗理、森正洋他日本の本物のGood Design 商品を扱っていて、日本を誇れる商品群がうれしい思いがしました。

陶器といえば日本人で、カリフォルニアで自身で焼いて工房を持ち、Tea Potの卸しをしている「Fore Life Design」の商品は、アメリカ中のストアでみかける常連の出展者です。

【 35 】Playforever 大人も喜ぶ、デザインカーTOY(写真35~37)

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【 37 】 【 38 】MENU(デンマークのデザイン・グッズ)(写真38~39) 【 39 】 【 40 】Morihata International 日本のデザインものを扱うフィラデルフィアの会社。今回は今治タオルやジェリー(写真40~41)
【 41 】 【 42 】Litter Box ネコのデザイン・トイレ(写真42~44) 【 43 】 【 44 】 
【 45 】 SAIKAI CAから初出展、日本の有田焼きの窯元がバックに、柳宗理、森正洋他日本の本物Good Design商品を扱っていて、日本を誇れる商品群がうれしい。(写真45~46) 【 46 】 【 47 】Artecnicaのboth
 

ボストンからの常連「Eastan Accent」は入り口近くのより大きなBooth #3808に移動して、優れた新しい日本製デザイン・グッズを出展しています。もう一人、やはり古くから出ている#4000では「INATOME」さんが出展しています。

#4009 boothのGallery 91は動かされず、同じ場所で45回目の出展でしたが、今回はアメリカではじめて発表した城東紙器の牛乳パック再生紙で作った、動物シリーズと昆虫シリーズのエコ知育教材でした。Museum ShopやInstituteから引合いもあり、まあまあの出だしになりそうです。

次の冬期Accent on Designは、2010年1月31日~2月4日ですが、国際的マーケットへ進出希望の良いデザイン・グッズを御持ちで、出展希望者は、info@gallery91.comまで、御連絡下さい。

 

【 48 】 カナダからのUmbraのbooth(写真48~49)

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【 50 】Molla Space CAは日本の出展者(写真50~51) 【 51 】 【 52 】マリメッコ
【 53 】Kiln Dsign Studio 【 54 】Mio リサイクル グッズ 【 55 】Chilewich。変わった素材でランチョンマットなどインテリア小物を手掛けている会社 【 56 】Husque オーストラリアのナチュラル・グッズ
【 57 】今迄入り口すぐにあった次世代を担うデザイナーの発表の場「A+」BOOTHは中央に移動(写真57~58) 【 58 】 【 59 】Blomus / SKS USA (Steelのデザイン・グッズ・ドイツの会社) 【 60 】Gallery 91のBooth(写真60~68)
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【 65 】今年はじめて発表した城東紙器の牛乳パック再生紙で作ったエコ知育教材、動物シリーズと昆虫シリーズ。(写真65~67) 【 66 】 【 67 】 【 68 】