Origamic Architecture – Exhibition Opens at American Craft Museum:
— International Artist Take Ancient Japanese Art of Paper-Folding into New Realms


2001年5月18日から9月3日まで、アメリカン・クラフト美術館において『折り紙建築』展が開催されています。
茶谷正洋氏の作品をはじめ、仲間の中沢圭子氏、木原隆明の作品と、彼の影響を受けた世界の作家達の作品が100点以上展示されています。

今回の展覧会は、アメリカン・クラフト美術館の依頼を受け、日本人で初めてゲスト・キューレーターとして海老原嘉子が企画して行われます。この『折り紙建築』は、1983年にはじめてSoHoのGallery 91で展覧会が行われて以来、愛好家が増え、今では世界中に広がりつつあります。

『折り紙建築』展が、これだけ大きな形で、アメリカの美術館で行われるのも初めてです。

展示作品は、美術館で同時開催のフランク・ロイド・ライト展にあわせ、ライトの建築群、滝の家、彼のスタジオ・ハウス、グッゲンハイム美術館とロビン邸、その他の建築としては、ノ-トルダム寺院、エッフェル塔、シドニーオペラ・ハウス、ピサの斜塔、上海ファイナンシャル・センター、NYのクライスラービル等、そして花、動物、幾何模様、身の回りのオブジェなど、多角的、画期的なものです。またこの展覧会の為に、ユニークな展示デザインを、国際的に活躍するECCOデザインのEric Chan氏が担当しています。また、来館者の皆さんが閉じたり開いたり出来る作品が特別に展示され、体験型展示になっているのも特徴です。

『折り紙建築』は建築デザイン自体の美しさをより身近に、昔からの折り紙の手法で、1枚の紙から、切ったり、折ったりしてつくる、美しいフォルムとして世界中に広がり、今日では多くの愛好家がインターネットを通じて、それぞれの個人的なホームページを開設し、作品を紹介するなどしています。

今回の展覧会では、創案者である茶谷氏の作品を紹介し、『折り紙建築』のコンセプトを再認識する良い機会にもなると思います。

東京工業大学の名誉教授である茶谷氏は、彼のデザインパートナーである中沢圭子氏、木原隆明氏と共に50冊以上の本を出版しており、今回19日、20日にはMuseumに於いて、ワークショップが、行なわれ、参加者は作る行程を学ぶことができます。会期中『折り紙建築』にちなんだ、様々な催しも行われる予定です。
スケジュールに関してはMuseumまでお問い合わせ下さい。

 


展覧会概要
■会期:2001年5月18日~9月3日
■会場:アメリカンクラフト美術館(The American Craft Museum)
40 West 53rd Street(between 5th and 6th Avenues)

  • MAD (Museum of Arts and Design) was founded in 1956 by Aileen Osborn Webb as the Museum of Contemporary Crafts and later became The American Craft Museum. In September 2008, MAD opened the doors to its new home at 2 Columbus Circle