SOHOのグランド・ホテルの前に出来た新しいコンドミニアム「SOHO MEWS」は、建築家・ Gwathmey SiegelとLandscape ArchitectのPeter Walkerよって建てられ、ウェスト・ブロードウェイとウースター通りまでの2つの建物を中庭を作ってつなげ、タウンハウス・ペンタハウス、そしてロフトの良さを活かした住居として建てられました。
建築家・Gwathmey Siegel社は、国際的な大きなプロジェクトを手がけていますが、パートナーCharles Gwathmeyが、71才で亡くなったという知らせが入りました。NYのコンドミニアムが今迄の短期、少数旅行者用から、家族での長期滞在者向けに、建てられているのが最近の傾向で、今回の2つのプロジェクトにも見られると思います。
そして、普通の不動産セールスとは違い、雑誌社と組むという、なかなかおしゃれで上手な方法で、この不景気でも話題になっています。

【 1 】 SOHO MEWS 玄関

【 2 】ロビー

【 3 】SOHO MEWS コンドミニアム・ショーケース・ルーム(写真3、4) 【 4 】 【 5 】2つのビルをつなぐ中庭 【 6 】ESQUIRE誌のプロジェクト『バチュラー・ペンタハウス』(写真6~9) 【 7 】 
【 8 】提供:ESQUIREマガジン 【 9 】 【 10 】デジタル・インタラクティヴ・プールテーブル(写真10、11)
Todays Newsで動きが見えます。>リンク参照
【 11 】
雑誌社が選んだインテリア・デザイナーが、映画をテーマにデザインした部屋です。ESQUIRE誌のプロジェクトは7回目。「バチュラーペンタハウス」と云うテーマで、贅沢なペンタハウスをつくりあげました。2つのペンタハウスを一緒にした大きな部屋、デジタル・プールテーブルのあるリビング・ルーム。9200SQの所に11ルームと9バスルーム、2つのファイヤープレース、2つのスパ。レコーディング・ルームはミキシングやレコーディングが出来、そのまま放送も出来るというものです。

ここでは色々なイベントが行われ、ニュースや雑誌でも取り上げられました。フィルム・フェスティバルの基金集めイベント等も開催されました。

【 12 】 ESQUIREマガジンのプロジェクト『バチュラー・ペンタハウス』(写真12~25)

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【 17 】 レコーディング・ルーム、ミックシング、レコーディングも出来る。
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【 22 】映画の名優のポートレートとイメージしたホーム・バー(写真22~24) 【 23 】 【 24 】 【 25 】
中庭を通ると、まるで郊外のよう。とてもSOHOのど真ん中とは思えません。そこにはHouse Beautiful、Town & COUNTRY、Veranda 提案のインテリア・デザイナーによる3つのタウン・ハウス・イメージがつくられています。
見学している間にも、ロシア系の投資家が真剣に興味をしめしていました。
NYはまだまだ、世界中から富を象徴する人々を引き寄せる力があるのが感じられました。

【 26 】  ベランダからNYの景色(写真26、27)

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【 28 】John SaladinoのVeranda 【 29 】House Beautiful誌のプロジェクトのインテリア、中庭から入るところ 【 30 】House Beautiful、Town & COUNTRY、Veranda 提案のインテリア(写真30~36)
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【 36 】 【 37 】House Beautiful,Town & COUNTRY, Veranda 提案のインテリア(写真37~41) 【 38 】Design: Thom Filicia (House Beautiful)
【 39 】 2階の寝室への階段
【 40 】 【 41 】 【 42 】Wooster通り側のドア。外から見てもマンション入り口には見えないギャラリーのような大きなガラスドアになっている
こちらは、改造したコンドミニアムを、「セレブとして著名な女性にインスパイヤーされたデザイン」というテーマでインテリア・デザイナーにそれぞれ依頼。チケットを購入して見学するようになっています。その売上げは『乳がん・リサーチ協会』の為に寄付されるというものです。

ウエスト・エンド・アベニュー86丁目にあるレジデンシャル・コンドミニアムの改装した2つのフロアを、各部屋それぞれのデザイナーが受け持ちました。
リビング・ルームとダイニング・ルームはInson Dubois Wood による「Angelina Jolie」のイメージの部屋【 写真 43、44 】 、キッチンとファミリールームはRinfret Interiorsによる「COCO Chanel」。【 写真 46 】
David Scott Interiorの「Michaele Oka Doner」にインスパイヤーされた部屋は、孔雀の剥製が展示され立ち入り禁止。【 写真 47~49 】
マスターベッドルームは、Cullman & Kravisによる「Eve Ensler」の部屋。【 写真 50、51 】

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Greg Lanza Designによる、FIATファミリーの「プリンセス Marella Caracciolo di Castagneto」のイメージのスタディルーム。【 写真 54~57 】
Pat Kreislerによる3つ目のベッドルームは、Iron Lady と呼ばれたサッチャー夫人の「Margaret Thatcher」。【 写真 60 】
Patricia Fisher Designによるオードリー・ヘップバーンのイメージのキッチンとファミリールーム。【 写真 61~64 】

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HB Homeのデザインによる「Ingred Bergnman」のリビングとダイニングルーム。【 写真 65~67 】
Aman & Carson Intriorsのlibrary「Emily Fisher Landau」。【 写真 68 】
John Barman Incの「evelyn Lauder」イメージの鮮やかなFoyer & Reception Hall。【 写真 69~71 】
Nancy Corzineによる Master Bedroom 「グレース・ケリー」【 写真 76~78 】 

開いてる部屋は、ギャラリーのように絵画や写真を飾られ、価格も表示されており、部屋の雰囲気から、つい買いたくなるような展示がされています。【 写真 58、59 】

宣伝のセレブの名前に魅かれて見学に行ったものの、思っていたイメージと一致せず少しがっかりしました。しかし最近の建築事情と不景気の中、このセールスのアイディアには感心させられました。

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