今回で10回目を迎えるArchitectural Digest Home Design Show(以下、ADHD Show)が、Pier 94を会場に、3月17日~20日まで開催されました。会場の一部ではDIFFA(Design Industries Foundation Fighting AIDS)のDining by Designが開催され、著名な建築家やデザイナー、セレブが参加しました。

隣りのPier 92ではThe Artist Project New Yorkも開催していて、この3つのイベントを同時に見られることもあってか人出も多く賑わっていました。私は、ADHD ShowとDining by Designの2つで精一杯でした。
ADHD Showは、300社ほどのメーカー、ギャラリー、デザイナー、アーティスト等が、ホームデザインに関わるあらゆるプロダクト(家具、テーブル・アクセサリー、骨董、キッチン、バス・プロダクト[風呂まわり]、床、壁材、照明、その他の素材など)を出展していました。

 

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また、今年から「The Made」セクションと名付けたハンドメイドのセクションと、「ドリーム・ルーム」賞が設けられました。来場者とインテリア・デザイナーがひと組になり、ゲーム感覚で「ドリーム・ルーム」を探して、当てたチームにiPhoneをプレゼントするというものです。例年行う協賛のニューヨークタイムズのセミナーで、著名建築家、インテリア・デザイナー、シェフが講演し、満員の聴衆を楽しませました。 【 写真 5 】  

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 全体としては都会生活に向けたデザインではなく、「The Made」のセクションや素材をみせている作家のブースが、個性的でおもしろいと思いました。また、メインのブースが大型化するなどの変化も見られました。ベテランの出展者はどのトレード・ショーでも同じように、来場者の入りやオーダーの数を気にしていましたが、今回が初となる出展者は混雑に期待して、希望を持っていたようです。手頃な規模で、家族連れで楽しる人気のショーです。

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 DIFFA(Design Industries Foundation Fighting AIDS)は、デザイン工業界のHIV感染者・AIDS患者を救援するために1984年に創立されたNPOです。話題性のあるイベント等で莫大な基金を集める団体としても有名です。その中でもDining by Designは大規模なイベントで、今年は Donna Karan 【 写真 42 】 、David Rockwell 【 写真 43~45 】 、Diane Von Furstenverg 【 写真 64 】 など、著名な建築家、インテリア・デザイナーが参加しました。毎年、デザイン学校の学生が著名デザイナーと一緒に参加し、デザイナーの指導を基に制作した素晴らしい作品を出展しています。

Fashion Institute of Technology : 指導 Preston Bailey 【 写真 60 】 、New York School of Interior Design : 指導 Philip Gorrivan 【 写真 61 】 、Pratt Institute : 指導 Alfredo Paredes 【 写真 62~63 】 他40のテーブルが出展され、オープニング・ナイト、そして一般公開の最後の日、このテーブルに座って行なわれるガラ・パーティーのディナ-があり、テーブル丸ごとがオークションにかけられました、これらの収益はすべてDIFFA基金となります。

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 今年はもう一つ [ COCKTAILS BY DESIGN ] が設けられました。各々が競ってデザインしたケータリングが、オープニングナイトのケータリングとガラ・ディナーに出されるというもので、NYの一流レストラン等も参加して、見た目も楽しく味も良いフードが出ました。参加社は、Estiatorio Milos, Murray’s Cheese, ilili, Buddakan, Kittichai, Bar Boulud, North Square,ミートマーケットのSpice Marketレストラン、Canard, Inc.ケータリング等でした。

オープニング・ナイトのチケットを買うと目で見るだけでなく、味も楽しめるので、おすすめです。スポンサーにEFFEN Vodka, Benjamin Moore, United Airlines, Merchandise Mart Properties, and the New York Design Center. Media sponsors include Architectural Digest, The New York Times, Manhattan magazine and ABC-7. と、こちらも豪華な顔ぶれでした。

日本の食文化やお洒落なテーブルが、DIFFA Dining by Designに、そろそろ出てきてもいいのではないかと思っています。興味のある方は、わたくし御連絡下さい。

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