今回で第6回目となる、アーキテクチュラル・ダイジェスト・ホームデザインショーが、2007年3月8日~11日の4日間、55ストリートと12アベニューに位置するニューヨーク市のPier94で行われました。主催はMart Properties Inc.(MMPI)と、アーキテクチュラル・ダイジェストで、共催はニューヨークタイムズです。11,000SQFeetの展示スペースに300社が出展発表し、見識の高い住宅のデザインを見ることができました。最新情報を得ようとする来場者の為に、セミナーを開催したり、無料で予約制のインテリア・コンサルタントに相談できる場があるなど、教育的プログラムも組み入れています。
このショーの出展者は、Home Designのカテゴリーでは、家具、骨董、テーブル・アクセサリー、キッチン、バス・プロダクト(風呂)、床、壁材、照明、その他の素材で、2007年の出展者の中にはRoche Bobois、Clive Christian、William Haines、Eva Zeisel等が含まれています。

【 1 】 ホームデザインショー会場入り口
【 2 】 ホームデザインショー会場(写真2~4)
【 3 】
【 4 】 Ligne Roset社
【 5 】 700-800の列
【 6 】 900の列で見た家具
【 7 】 900の列で見た家具
【 8 】 KENNETH COBONPUEのブース(写真8~10)
【 9 】

900の列に、今年初めて森本さん(NORI MORIMOTO)が出展していました。10年以上前、Gallery91で個展をしており、イサム・ノグチやジョージ・ナカシマのアシスタントもしていた方です。アートの方向に進むか悩んでいた時期もありましたが、今回の的を射た素晴らしいブースの成功に今後がますます期待されます。

今年の傾向は「Green」プロダクト・エコーフレンドリーマテリアルのハイデザインが注目を集めていたのと、最新台所用品、キッチン・テクノロジーを英国、フランス、イタリーの国際的なマニファクチャーが人気でした。

【 10 】 木棒の下にはスポンジが入っていて、座る形にあわせて硬い木棒が沈みます。
【 11 】 自然の木を生かしたハンドメイド家具NORI MORIMOTOのブース(写真11~14)
【 12 】
【 13 】
【 14 】

今回のショーで掲げているのは、「デザインコンサルテーション(これはフロワープランを持参して20分くらいのフリーでQAをするというものです。)」

*STUDIO 94
IDSA「アメリカ工業デザイン協会」がスポンサーをして若手デザイナーをサポート・ショーケースで新しいプロダクトデザインを見せるコーナー。
*Furnuture New York
NYに住みNYで仕事をしている作家を一区間まとめて見せていました。
*教育プログラム
NYタイムス・スポンサーの会場でデザイナーセミナーシリーズのプログラムが毎日組まれていました。

他出版ブースでは、新しい出版書のサイン会なども行われ、Eva Zeisel on Designの本には100歳の誕生日を迎えるデザイナー Eva Zeiselのサイン会も行われていました。ハイスタイル・キッチン用品の並ぶあたりでは有名セレブ・シェフによるクッキング・デモンストレーションも行われていました。一般生活者にも、購買力をそそるような、とても分かりやすいショーのように思えました。

【 15 】 Furniture New New Yorkの一人(写真15~16)
【 16 】
【 17 】 Furniture New New Yorkの一人、日本語も上手で日本の影響大というデザイナー、Bailey Humbert Heck(写真17~19)
【 18 】
【 19 】
【 20 】 家具のブース(写真20~21)
【 21 】
【 22 】 Eva Zeiselのブース(写真22~24)
【 23 】
【 24 】
【 25 】 NYタイムス・スポンサーのセミナー会場
【 26 】 Gift Showにも出展しているハイデザインショップFTF DESIGN STUDIO(写真26~27)
【 27 】
【 28 】 素材ブース(写真28~29)
【 29 】
【 30 】 タイル会社
【 31 】 最新台所用品
【 32 】 照明器具(写真32~34)
【 33 】
【 34 】
【 35 】
【 36 】

※表示あるものを除き、写真は全て海老原嘉子撮影