第144回 MAD 美術館の「LOOT」ジュエリー展示即売会
ミュージアム・オブ・アーツ・アンド・デザイン(MAD)で2000年に始まって以来、2年ごとに開催され、今回で5回目を迎えるジュエリー展示即売会「LOOT」。MADがコロンバス・サークルに移転以降最初の展示会として、10月20日から10月26日まで開催されました。 審査員によって選定された1点もののコンテンポラリー・アート・ジュエリー。参加アーティストは世界15カ国60人以上で、2000点以上の作品が展示されました。「Visionaries」「Metaballl」「SOFA NY」と同じく、この「LOOT」も、Museumの基金集めとして大きなイベントです。 【写真1】 初日は4時半からオープニング・イベントが開催されました。$5000から$250までの特別チケットを購入した招待客が時間差で来館。直接アーティスト達と会話を楽しみながら、8時までショッピングをしていました。この日がやはり一番、売行きが良いようです。翌日の木曜日は夕方6時から拝館料が無料になり、夜9時の間まで、グループ見学など沢山の人で賑わいました。 最初の展示コーナーがオランダ・デザイナー・セクション、次はNYで活躍している著名デザイナ-、そしてNative American Artist(インディアン)自然石などを使った著名アーティスト、そして奥の部屋は各国のデザイナー達のブースが並びました。 【写真2】 【写真3】 【写真4】 【写真5】 【写真6】 【写真7】 【写真8】 【写真9】 【写真10】 【写真11】 【写真12】 【写真13】 日本の作家では、長年出展している和田隆さんが前の方のブースに。今回はじめて日本から選ばれ出展となった坂雅子さん、一力 昭圭さん、そしてNY在住の横内さゆみさんの作品が選ばれ参加しました。 23日の土曜日には、学芸員の司会で、著名デザイナーのパネル・ディスカッション「自分の作品のLOOT」が3時から6時まであり、個々のジュエリー、アート、デザイン、クラフトの特徴、考え方などが、映像とパネル・ディスカッションで紹介されました。質疑応答もあり、日本の一般的ジュエリーの考え方との大きな違いあり、とても勉強になりました。 【写真14】 他にもいろいろな講習会、ツアーが企画されました。普段休館の月曜日も、この展示の日はオープンして、週末を楽しんでもらおうというものでした。他の美術館にはない、MAD 美術館の特徴でもある、2階の常設ジュエリー展示・ティファニールームと同じ2階で、この「LOOT」が催されている事も、ジュエリー愛好家には、見逃せないものだったようです。今Museumショップの中でも評判のMAD Museumショップにも、オリジナル・ジュエリーが多く、評判も売行きも良かったようです。 【写真15】 出展作家が多すぎるせいか、個々の展示ブースの小さいことが難点。それを除けばミュージアムがアートとビジネスと繋ぐイベントとしては、成功例といえる企画でした。 【写真15-2】 【写真16】 【写真17】 【写真18】 【写真19】 【写真20】 【写真21】 【写真22】 【写真23】 【写真24】 【写真25】 【写真26】 【写真27】 【写真28】 【写真29】 【写真30】 【写真31】 【写真32】 【写真33】 【写真34】 【写真35】 【写真36】 【写真37】 【写真38】 【写真39】 【写真40】 【写真41】 【写真42】 【写真43】 【写真44】 【写真45】 【写真46】 【写真47】 【写真48】 【写真49】 【写真50】 【写真51】 【写真52】