Off Site イベントの中でも話題、Eric Chan and Karim RashidによるVIBRANT VISIONS展
Eric Chan and Karim RashidによるVIBRANT VISIONS展が、ニューヨークのMuseum of Arts & Design (旧 American Craft Museum)で、5月13日~15日まで行われました。
国際現代家具見本市(ICFF) のオープニングに先駆けるOff Siteのイベントとして、12日にOpening partyが開催。IDNFとMADの共同主催、トヨタ自動車の後援で車のコンセプトである“Vibrant Clarity「活き活き・明快」、L-finesse「先鋭 ― 精妙の美」”をプロダクト・デザイナーが形にし、その作品デビューとして初めて一般公開されたものです。
Karim Rashidは、カラフルで有機的なフォルムの座れるオブジェ“Meta-Objects”を発表。温度センサーのついた発光塗料のものや勝手に色の変わるランプなど、30個のすべて違う表現、触感、塗りの作品です。
Eric Chanの制作した“Personal Pond”は、多目的でインタラクティブなワークステーションです。中央のテーブルの上にある2つのまるい大理石が、マウスのような役目で、音楽の選択や電話などチャンネルを変化できるようになっています。Pondの上で手を手前においでおいでとすると音量が大きくなり、外へむけて手をふると小さく、強くNoとふると音がストップするものです。
ただ見るだけでなく実際に体験して、座って触って、このアート・サイエンス展のような新しい試みに、皆大喜びをしました。
NY Timesをはじめいろいろなプレスにもとりあげられ、ICFFのOff Siteの中でも、話題の展覧会として噂され、見られなかった人達に「幻の展覧会」の印象を与える大きな反響をよびました。
チェルシーホテルで行われたDesign Downtown
昨年のOff Siteで実験的に始めたこの催しが、今回は大々的に青空に上に向いた矢印のDowntownのロゴで開催。実験的な作品や売れっ子若手が多数出品していて、面白いイベントでした。
なによりも会場が、23丁目の7thと8thの間のChelsea HOTEL。今のチェルシーが流行るずっと以前の60年代当時、流行のアーティスト、ミュージシャン達の長期滞在HOTELとして有名で、よく事件を起こしたミュージシャン等のニュ-スがこのHOTEL前から写されたものですが、普段なかなか各階までは見れません。しかし今回、8階、6階、3階、1階が会場で、各部屋を見てまわれて、そのおもしさも加わったように思えます。HOTELの古い建物の螺旋階段や、昔からの壁画も斬新に見えて、それぞれのお部屋に案内されたような雰囲気で、このユニークな展示は大変好評でした。
HOTEL周辺のコミュニティーのサポートも多く、斜前の映画にも出て来る有名なドーナッツやさんのKrispy Kremeが毎朝無料で振る舞われたり、説明の小册子カタログも良く出来ていて、若手ががんばったこのDowntownは、今回の Off Siteイベントのヒットだと思いました。
何しろ沢山のイベントが同時に行われるので、大分見てまわったのですが、BrooklynのWiliamsbergは見れなかったのが残念でした。
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Visionaire Galleryでの kid robot展
※表示あるものを除き、写真は全て海老原嘉子撮影