ニューヨーク恒例のインターナショナル・ギフトショー「Accent on Design」は、2011年冬期で26周年、51回目を迎えました。今年は1月30日~2月3日の期間にジャビッツ・コンベンション・センターで開催されました。
1月のニューヨークは何度も大雪に見舞われました。その悪天候の中、オープニングの日曜日と2日目には昨年よりも大勢の人々が来場し、出展者に希望をもたせました。3日目は冷たい雨と気温の低下、他の州の大雪等による飛行機のキャンセルの影響か、客足が鈍り気味でした。それでも昨年は見られなかった新規の来客がブースに名刺を置き、カタログなどを要望する姿が多く見受けられ、景気の回復が期待されました。 前回に続いて今回も「アクセント・オン・ジャパン」が「日本のすぐれたデザイン・文化・ライフスタイルをまとめて見れるコンセプト」で出展しました。ブースには、ミュージアムショップや ハイ・デザインショップのバイヤーや、海外から来ているバイヤーが多数見受けられました。 |
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Gallery 91のブースは、今回新しく出品した「紙の工作所」の「空気の器」の白黒デザインや白色が人気で、ディスプレイにもあしらって来客者の目をひきました。また、昨年から人気のある、紙皿の「WASARA (ワサラ) 」に多くの来客が足を止め、対応に追われました。
フィラデルフィアのMORIHATA Internationalは、癒しの空間に必要な優れた商品群で最先端を行くバイヤーたちの注目を集め、多くのパブリシティーに取り上げられていました。人気のブースで来客が途ぎれません。 |
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INATOMEは、ファッション・ストリートPOPカルチャーと工業デザインとを組み合わせたデザインを中心に展示していました。パーソナルアクセサリーは機能性のある身に着ける小物や、ペーパークラフトを展示し、セレクトショップやミュージアムショップ等で人気を得ています。
今回で3度目の出展となるFUNFAMは、竹製の子供用テーブル・ウェアーを中心に、今年は雪ダルマの形をした可愛いお皿を出展しました。日本では「安心、安全なベビー食器」として人気が高まっています。 ここ最近ではCNNに取り上げられ、昨年にMAD Museumのパーマネント・コレクションにもなったシリーズです。 |
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SAIKAIは日本の著名デザイナーの家具、陶器などの作品を全米に卸しています。今回はオーナーの故郷、長崎県産 波佐見焼(HASAMIーYAKI)を世界に紹介していくプロジェクトを立ち上げ、新作を発表しました。 和食、洋食、中華、世界中どこででも使用できるように、形状、サイズ、収納を考えた作品は好評で、話題になりました。この新商品は次回の夏のショーから本格的な販売に入るようです。
そして今回初出展のMSY Incは、キース・ヘリング(Keith Haring)とライセンス契約を得た、日本製のカラフルなiPhone ケースと、日本の地場で丹精込めて作られた木の製品を発表。ミュージアムショップなどから多くのオファーが入り、喜んでいました。 |
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今回の「Accent on Design」賞を受賞したのは6社です。審査員が2日間かけて会場の作品を見て回り、審査しました。
■Excellence in Product Design賞(4社) |
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2. Black+ Blum (London) の「Hot Pot BBQ」ユーモラスなアイディアで、ステンレス・スティールと 断熱陶器でコーティングされたバーベキューグリル。落ちた灰が肥料になり、グリルをどかすとテラコッタのポットでハーブなどの家庭栽培が出来る仕組みになっています。
3. American Design Club(LA CA) Brendan Ravenhill デザインの「Bare Light」。 一見、普通の「裸電球」 に見えますが、実は安全な保護ガラスで出来ていて、電気コンポーネントに自然に電気絶縁しアクセスできるようにデザインされています。シンプル且つありそうで無かったデザインが受賞。デザイナーは最近活躍のAmericann Design Clubのメンバーの1人。 |
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4. “A+”のブースに出展の若手、中国人デザイナーHongjie Yang Design (Chengdu, China)「Veer」ソープ・ディスペンサー。竹の形に 触発されたスタイルとステンレス鋼のスタイリッシュな機能とを融合させたソープディスペンサー。
■Best Collection賞 ■Over Excellence賞 今回は足早に見て回りましたが、ジュエリーのブースが多く出展されているのが目につきました【 写真 56~74 】。 |
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