DIFFA(Design Industries Foundation Fighting AIDS)主催のビッグ・イベント「第11回 Dining by Design」が3月30日からSoHoにあるSkyLightのイベント・スペースで、3日間行われました。
ニューヨークを皮切りにカンサスシティー、ロス、ダラス、アトランタ、サンフランシスコ、シカゴ、ボストンを回り、年々大きなショーに拡がっています。
今回もインテリア・デザイナー、ファッション・デザイナー、建築家、デザイン関係のストアー等が、11×11フィートのスペースを使用してコーディネイト。総計38のテーブル・セッティングが競い合った売上金はDIFFAの基金となります。
有名なNY デザインセンター、Hewlett Packard、Crate & Barrel/CB2、NY Timesは3つのテーブルをバックアップし、Baccarat、建築のSkidmore、JC Penny他、委員長でもあるDavid Rockwell Groupは、展示中に作品の続きを編んでいるアーティストが作業しているテーブルセットを作り上げました。盛り沢山の新しいアイディア、毛糸の自然体と外側を囲んだファイバー・オプティックの細い光りのコントラストが印象的な力作でした(写真21~24)。
今年は初めての試みで資金を出資するスポンサーがつき、パーソンズ・ニュースクール・フォア・デザインがJamie Drake氏の指導で出展をし、NY大学はDavid Rockwell氏、スクール・オブ・ヴィジュアル・アートはMiles Redd氏、FITはDalzell プロダクション、プラット・インスティチュートはArpad Bakesa氏の指導のもと各デザイン学校の展示を行い、将来を担うデザイナ-の育成も目的としていました。
他にはフード界のトップらが出展し、Danielのブースではチョコレートをサーブ。話題のレストランBuddakan、Murray’s CheeseやFrench Culinary Institute、MarieBelle New York等も出展。初日から3日間11時から17時までのチケットが$45。「Table Hop & Taste」カクテルとテスティングを会場で味わいながらの一般公開を行い、31日はチケットが$150の「Cocktails by Design」と称したパーティーが19時から22時まで開かれました。
そして最終日の4月1日は18時半から23時までチケット代が$800の「Gala Dinner」が開かれ、関係者、寄付者、テーブルに関わって寄付した人々が、実際にそのテーブルに着席しディナーやダンスで盛り上がりました。
昨年度は$12Millionの基金が集まり、今年のツアーは昨年以上の基金が集まったようです。
この売上金はDIFFAの基金になり、ニューヨークのパーティー好き、テイストを理解したニューヨーカーの人気企画のひとつです。
※表示あるものを除き、写真は全て海老原嘉子撮影