第125回 ニューヨーク国際現代家具見本市21回目

今年で21回目を迎える「ニューヨーク国際現代家具見本市(ICFF)が5月16日~19日まで、NYのジェイコブ・ジャビッツセンター(Jacob k. Javits Convention Center)で行われました。正味14,500平方メートルの会場が、23,500人のインテリアデザイナー、建築家、小売業者、デザイナー、メーカー、卸売業者等でにぎわいます。 出展者は550で、ジャンルは現代の家具、椅子、カーペットと床、照明、屋外の家具、壁関係アクセサリー、織物と台所関係…と幅広く、住宅向きで商業的な内装のための商品など全てをカバーしています。この期間、「ニューヨーク・デザイン・ウィーク」と名付けられていて、ソーホー、ミートパッキング地区、アップタウンからブルックリンまでデザインショップが参加して、新作発表などのイベントが毎日行われる、年々大変なデザインのお祭りなのです。 今年のスタートを切ったのは、事務所を移転して、新居のオープニングをかねたマテリアル・コネクション(60 マディソン街 Madison Ave)のパーティーでした。【 写真 1~10 】 2階のライブラリー・ショールームには、フィリップ・スタルクも講演の合間をぬって顔を出したりし、大物デザイナーらを多く見かけました。 そしてJacob k. Javits Convention Centerは、今年は34カ国、慣例の団体ではオーストリア(Austrian Trade Commission) イギリス( British European Design Group (BEDG), ベルギー Design in Brussels (Belgium), ポルトガル、Furniture Association of Portugal, アメリカ、Furniture New York, The Furniture Society (U.S.), German Design Council), イタリア( i Saloni WorldWide (Italy), IDSA New York (Industrial Designers Society of America), ノルウェイ(Inside Norway), スペイン( Interiors from Spain), 日本(Japan External Trade Organization),(JETRO), スコットランド、Scottish Development International Scotland),

第124回 SOFA NY 2009

12回目になるSOFAニューヨーク(Sculpture Objects & Functional Art)が、2009年4月16日~19日までパークアベニューのARMORYでおこなわれました。 オープニングの15日はTAX締め切りの忙しい日だったにもかかわらず、夕方からも2200人の人々で混み合いました。 恒例のMuseum Arts & DesignのBenefit(基金集め)のサイレント・オークションも会場に設けられ、カクテル・パーティーがティファニー・ルームで行われました。 ロンドンのディーラーJOANNA BIrd が「Pippin Drysdale 2009のインスタレーション1」セラミックのシリーズを$ 79,000で押さえるなど、不況の影響を感じないオープニングだったようです。 今回のSOFAの集客数は、最終日の19日までに、コレクター、キューレーター、建築家、インテリア・デザイナー、アート・アドバイサー、新しい観客などを含め、約17000人になったそうです。 今年の広報で話題になっていた、William Zimmer Galleryの Tomas Huckerのロッキング・チェアー。 彼は1985年にGallery91で、私の企画の「MADE in USA」のグループ展に参加してもらったアーティストで、その後も2度ほど出品していました。しばらく会っていない間に、国際的な家具の作家になっていて誇りに思い、久しぶりの再会を喜び合いました。彼はその後、日本の大学に通い、お茶の稽古も積んで感性を磨いていたようで、日本的繊細さ漂う作品づくりをしています。 ティファニー・ルームで行われるサロンSOFA:レクチャー・シリーズでは、Bookサイン会ほか、9つの講演が行われました。 David McFaddenのMAD Museumの今後の企画展の話、日本の焼き締めのマスター Jeff ShapiroのStudeio Potterの話、京都からの陶芸の巨匠 宮下善爾氏、その他各々聞いてみたい、勉強になりそうな講演でしたが、一部だけしか聞きに行けませんでした。 私が聴講した森じゅんこさんの講演にも、多くの方が熱心に聞き入って質問をしていました。彼女はシルバーを使って、彼女の好きでコレクションしている自然の植物や葉、茎等からワックスで型をとり、それをまた組み合わせてデリケートな形にしていったり、プロセスの関係で出来る形が器に見えたり、壷だったりする、ユニークな作品を作りあげています。ロンドンの銀の使い手、鈴木ひろし氏に助けられたという努力家で、素直で素敵なアーティスト。今後ますますグローバルな大物に発展しそうです。 今回のSOFAの売上げが気になり調べた所、Leo Kaplan Modernは$ 38,000でRichard Jolley 「2009 Still Life」を初日に売り、Chicago Habatat Galleries 『Shayna Leib glass installation」が$ 46,000 等々、エコノミーの不況も、本物を求めるコレクターには影響の無い事を証明。 オープニングの当日、Joan B. Mirvissのところでは29作品の売上げを記録、宮下善爾氏の陶芸19点を売りさばき、最終日の昼には3点を残す完売状況だったそうです。 アメリカ国内のあちこちから来た、多くの新しいコレクターや、インテリアデザイナーが買っていった、と驚きをしめしていました。 Londonのディーラー、Clare Beckも売上げを喜ぶ一人で、The venerable Adrian Sassoonでは、各アーティストの作品、特に鈴木ひろしの大きな作品や森じゅんこの作品が売れたそうです。 竹で有名なTAI Galleryでも、森上仁の作品などは直ぐに売れたという事でした。 ジュエリーのMobilia Galleryも、楠本マリコの大きなメタルの彫刻が$ 50,000でアメリカのコレクターが買い上げられる等々、心配をしていただけに喜びをあらわにしていました。 今やSOFAは、工芸の世界から抜け出て、Art Basel.と同じような舞台になりつつあり、VIPカードで著名人が出入りするVIPラウンジを会場内に設け、ウィットニ・ミュージアム、グッゲンハイム、MOMA、メトロポリタン・ミュージアムなどを相手にするアート市場になってきたようです。 SOFA http://www.sofaexpo.com/ ※表示あるものを除き、写真は全て海老原嘉子撮影

第123回 Fashioning FELT ファッションするフェルト

この展示会は、テキスタイルの最初の技術と言われるフェルト、古代から存在する素材で、この2、3年大変人気のあるマテリアルでもあるフェルトを「ファッションするフェルト」と題してまとめたもので、3月6日から9月7日までCooper-Hewitt National Design Museumで開催されています。 フェルトの画期的な様々な新しい手法、ファッション、建築、プロダクトデザインそして装飾にわたる分野の70点以上の作品が展示されています。 展覧会はCooper-Hewitt National Design Museumがコレクションとして保存していた作品も多く、フェルトの歴史を取り上げる作品から始まり、ハンドメイドの画期的変化を捉え、使い捨てのウールとフェルトの再利用という近年のテーマ、サステナビリティーに絡んだ作品、またGaetano PesceからTom Dixonまで建築家やデザイナーたちの、幅広く網羅された最新のフェルトに至るまでを紹介するかたちになっています。手芸、クラフトになりがちな素材の展覧会が、ハーバート大学建築科教授の森俊子氏の展示設営で、すっきりとまとめられています。 展示会のハイライトは、今日のフェルト工芸を代表する2人の作家の作品で、一つは旧カーネギー邸だったこの美術館の温室ドームを、ジャニス・アーノルドが手掛けた、シルク・オーガンディーにレースのようにフェルトを組み込み、創作された布でドームを覆い尽くしたインスタレーションです。ジャニス・アーノルドは遊牧民のテント式移動住居、ユルト(テント)に魅せられた宮殿「ユルト宮殿」を創り上げました。 もう一人のオランダのデザイナー Jongstraは、彼女自身の飼育する羊の毛を使った、手製の毛の長いフェルトでよく知られていますが、この展示では大きな異なる半円スペースを創っています。 館長のPaul Warwick Thompson 氏は次のように語っています。「フェルトは遊牧文化において何千年もの間、重要な役割を果たしてきました。この展示会ではその原点を探り、今日に至るまでを緻密に紹介しています。また従来のものから、非伝統的なフェルトの長年にわたる使い方、の両面からみることによって、そのユニークな性質にスポットライトを当て、古代の素材の現代の姿を広範囲にわたって展示しています。」 フェルトは再生できる原料から出来ていて、その制作行程はごく簡素なもので、全く無駄がでず、羊毛を水に浸し、繰り返し擦り、繊維を圧縮することにより、強く暖かく保湿性があり、防音、防水、耐火にも優れた繊維が出来あがる行程もVideoやパネルの展示で見る事ができます。その混合法は、羊毛の束を手で地面に激しく叩き付けるやり方から、機械で摩擦する工業フェルトまで、様々で、ただ、どの方法でも、フェルトを縮めて固めるための、強い振動と圧力が必要です。 ウールから出来ている他の繊維、編む等の機織とは違い、フェルトには繊維の内部構成というものがないので、自由自在にカスタマイズして、完成したプロダクトにする事が出来、他の素材ではみられない万能性があり、例えば、柔軟性や透明感を持たせる事も、濃密に固くすることもでき、解れのない裁断や、立体に作り上げることもできる万能布地です。 その紀元が少なくとも新石器時代(9000B.C.)に遡るといわれるフェルトは、人類の作りだした最古の布地だと言われています。中央アジアやモンゴルの遊牧民の唯一の重要な素材だったフェルトはテント、衣服をはじめ、柔軟性のある、折畳式の移動住居の、ありとあらゆるものに使われていました。その素材の多用性、また歴史を通しての技術の進化を捉えるために、この展示会では動物のわな、カーペットや羊飼のマントなども展示しています。 環境への負荷が無く、100%リサイクル可能で、様々な分野で持続可能な素材として注目されているこのフェルトは今日、デザイナーに無限の可能性を与えてくれています。 今迄に開催されていそうで、なかったフェルト展、改めて話題を呼んでいる、この夏ニューヨークで、一押しの展覧会です。 ※表示あるものを除き、写真は全て海老原嘉子撮影

第122回 Museum of Arts & Design Innovation Galleryの新しい企画

昨年9月末コロンバス・サークルにリニューアル・オープンした「Museum of Arts & Design」ですが、2階を「Innovation Gallery」と銘打って、デザイン展をショート・サークルで開催する今までのミュージアムにはない企画展を発表しました。 そのスタートに「デザイナーのキューレーターによる展覧会」第1弾で、デザイナーのカリム・ラシッドの「Totally Rad:Karim Rashid Does Radiators」(Rad:ラジエーターやラジカルをもじったカリムの言葉)が3月4日から5月17日まで行なわれています。 ミュージアムでの作品は通常一品もののプロトタイプで、なかなか手に入らないものが多く、展覧会も開催までに通常は2年から5年と時間を要しますが、カリムはこの「Innovation Gallery」に、購入しようと思えば市場ですぐ手に入る、日常の生活の必需品である暖房具、ラジエーターをデザインで見せるというショーケースの試みを提案しました。カリムは以前NY市のマンホールのフタをデザインした事もあり、通常目につかないようなところのデザインを提案をし、「世界を変える」をテーマにしています。 Antrax、Caleido、Deltacalor、Irsap、Hellos、Gruppo RagainiとRuntal社等のデザイン・インテリア・ラジエーターを、「斬新な形」、「部屋の中での重要度」、「形」、「パターンとテクスチャーの現代感覚」、「モジュール/柔軟さ」、「多用性」、「新しいテクノロジー」などを基準に、彼のセンスで30点を選び、展示設営も彼によるデザインで、今迄のMADミュージアムにはない新しいデザインの展示になっています。 NYの冬の暖房ラジエーターは、19世紀から序々に開発されているようですが、日本と違ってどのアパートも古くからのラジエーターが取り付けられていて、なんとかならないかという代物も多く、横からスチームがでたり、音がするもの等、一向に改善しているように見えません。アメリカでは家主が購入するという不動産事情があるからではないかと思われます。 日本のように個人購入するのであれば、もう少し工夫され、新しいハイテクノロジーを駆使したものが出てくるように思いますが、今回の展覧会はあくまでも、NY事情で感じた中で、アメリカのインテリアにあうラジエーター、ヒーター・システムを選んだものだと思います。 短期間での企画で新しいアイデアやデザインは新風ですが、マンハッタンの小さなアパート、日本の住居でもフィットする小型のラジエーターや、新しいテクノロジーやエネルギー・セーブを追求したものがもっと出てきてほしいと思いました。 ※表示あるものを除き、写真は全て海老原嘉子撮影

第121回 NY恒例の冬期Accent on Design

インターナショナル・ギフト・ショー、Accent on Designが、今回は例年より早い1月25日~29日に、ジャビッツ・コンベンション・センターで開催されました。 今年はパリのメゾン・オブジェと重なったせいもあってか、出展できないブースもあり、休憩所を増やすなどで工夫しているようでしたが、やはり不況のあおりもあり、今迄になく閑散とした会場と売行きで、出展者は皆、忍耐の期間と頑張っていました。 それでも地下に設けられている、キャンドルなど香りのする癒し系商品を扱う「Extracts」の部門はとても賑わっていたようです。不景気で外出が減る分、家の中を充実させるものが人気でした。景気に関わらず消費するものは売れるということでしょうか。 初日を除いて、天候も寒さと大雪などで厳しかった事も、更に入場者の足を遠のけることになったようです。 Accent on Design部門への入り口ロビーには、今年も 「Sustainability」の特別展示が設置され、来場者の目を楽しませていました。 例年のAccent on Design賞の今年のBest New Product Designは、コネチカットの会社Ameico、そのスエーデンのBo Designのデザインによる、壁に取り付け折畳める、場所要らずの赤ちゃんオムツ取替えテーブルに。またもうひとつは、メキシコシティーから、DFC Mexicoのカラフルなメキシコ工芸を思わせる、コンテンポラリーでポップなバッタのテーブル。 Best Collection賞はNY・ブルックリンのKiln Design Studioへ。 そしてOverall Excellence賞はAreaware(NY)の、常に若手無名デザイナ-の商品開発をしている姿勢に与えられました。 きみどり色の絨毯が敷かれている3600~4200番台の列がAccent on Designセクションです。入ってすぐに右にあるブース「A+」は、次世代を担うデザイナーの発表の場として主催者側が提供しています。 またレースのような繊細なペーパーカットによるランプシェードで人気を集めたArtecnicaの華やかなブースが目につき、その隣りでは今回、umbraのユニークなアート商品ライン「U+」のためにもう一つ別にブースを設け、白い紙を大量に重ねたすっきりとしたデザインで展示していました。 KIDIでも教えていたAaron LownがチーフデザイナーのBuilt NY Incが、会場前方に進出して、目をひくユニークなブースデザインを手掛けていました。 また昨年紹介した、RISD卒の日本人カップル、Morihata Internationalが、今年はAccentの方に出展していました。同じくアクセント部門の、板雅子さんと妹さんのバッグとジュエリーの「acrylic」もすっきりとして好評でした。 Gallery91は今回もコストを押さえる工夫をしたブースに仕上げましたが、円高の影響でどうしても価格を上げざるを得ず、日本製品を扱う方達はどこも苦労していました。オーダーが通常よりかなり減り、顧客のMUSEUMのオーダーに頼る形となりました。 他ではHAND MADE部門を覗きましたが、ドイツ・セクションは毎年品質の高い手作り工芸品を国がサポートしていて、素晴らしい見せ方をしています。どのようにビジネスにつなげているのか気になります。 地下の8600~8700列のExtracts部門は、最初にも書きましたが毎日かなりの人で賑わい、売れ行きも良かったそうです。癒し商品が時代に合っているようです。 ジャビッツ以外では、同時イベントとしてフエリッシモが、今回は1月25日~2月7日まで「unfolding」Japanブランド・エキジビション in NYとして開催していました。各商工会議所がバックアップしての盛大なオープニングは、ジャビッツから流れて来た来場者と日本からの方で超満員で、あまり見られない状態でしたが、トレード・ショーとはかけ離れた日本的展覧会でした。 改めて再度見に行きましたが、きれいな展示風景で、日本をきちんと紹介するには素晴らしい展覧会でした。しかし、一部、NYの常識を無視しての価格設定で、3月迄の予算を使う為の無駄使いに思われるものがありました。日本からの人達はどうも、展覧会とトレードショーの違いがわかってないように思います。美術館を借りて展覧会で売りたいと言ったり、ジャビツのトレードショーの中で展覧会と思って参加して、値段も付けられないで出展してたり、同じような事を毎回繰り返しており、せっかくのすばらしい日本商品を真剣に売るための努力をしてないように思えました。 次回のAccent on Designは8月15日~20日です。 ※表示あるものを除き、写真は全て海老原嘉子撮影

第120回 アジア現代アートフェアー・ニューヨーク(ACAF)

第2回アジア現代アートフェアー・ニューヨーク(ACAF)がニューヨークのピア92(52丁目 / 12番街)で2008年11月7日(金曜日)から10日(月曜日)迄開催されました。 現代アジアの芸術の最も重要な展示会で、ニューヨークで唯一の国際的な美術展示会として今回2回目となるACAFに、昨年の成功から期待と興味が高まりました。一般公開に先駆け、6日にはプレス・プレヴュー、Vip Partyがあり、いろいろな趣向がこらされて、注目を浴びました。今回は15カ国から70以上の国際的なギャラリーが参加。中国、日本、韓国、インド、バングラデシュ、フィリピン、シンガポール、ベトナム等のアーティストによるによるさまざまな現代の作品が展示されました。絵画、彫刻、写真、紙の作品、ビデオ、およびインストール他をはじめてアメリカで発表される作品が多く見られました。 6日のオープニング・ナイト・プレヴューでは、受賞デザイナーのAngel Changのファッション・ショーが行われたり、Yibin Tianの北朝鮮兵士を装った大勢の兵士達のパフォーマンスの動きや、山下画廊の茶会のはじまりを知らせる拍子木の行列などが、何度か展覧会会場を沸かせ、アジアをアピールしていました。 北京のYibin Tianの写真とパフォーマンスは、彼が北朝鮮を尋ねた時の厳しい規制で写真を撮る事が出来なかった強い印象を、自国にも捻って訴えているという作品だそうです。 もう一つ話題だったのは大きなケージに入った真っ赤な鳥で、韓国の女性作家、Ran Hwangの作品『Dreaming for Joy』で、赤いボタンと金属のピンを壁に鳥の形にインストールしたものですが、抑圧からの開放の夢との事、人気を集め注目されていました。 山下画廊の日本画家・手塚雄二氏の大きな屏風の作品は、黒い畳みを敷いた本物日本の会場設営、京都の裏千家・今日庵・金澤宗維氏のお手前と道具、脇役も揃ってすばらしい会場になっていて、来場者も身を引き締めて観ていました。 東京とチェルシーにある一穂堂ギャラリーから、CHICARA(永田力)のLiquid Chromeのオートバイも、ファインアートの中で異種な感じもあり、人気を呼んでいました。 2つのスペシャル展覧会:Dr. Charles Merewetherのキューレートによるカザフスタン、トルコ、およびジョージア等のアートからの選ばれた作品展、そして、キューレーター・Feng Boyiの「MyBone, Flesh,and Skin」は中央アジアと中東の国からの人体に関連する現代の中国人のアーティストと彫刻を奥の会場を広く使って展示されていました。 各Galleryの展示ブースの他に、スポット・ライトとしての招待作家の作品ブースが6カ所あり、知人のNYのPierre Sernet氏のゲリラTeaの写真と、2畳間の木枠も展示されていました。 他にもアジアの現代の芸術に関連する問題をテーマに、毎日公開討論会や講演、主な館長、美術史家、コレクター、ジャーナリスト、芸術ディーラー、および芸術家がパネラーで企画を行っていたようです。 アジアの現代アートの要求は、最近すごい勢いで成長していて、暮れのマイアミ・バーゼルにもアジアン・セクションが出来たりと、高く昇り続けているように見えますが、宣伝や投資家達の不況の波に潰されないよう、足を地につけて、歴史と本物指向でがんばってほしいと思いました。 ※表示あるものを除き、写真は全て海老原嘉子撮影

第119回 セントラル・パークに出現したザハ・デザインのシャネル移動美術館

10月20日に、あの噂の「シャネル・コンテンポラリー・エアーコンテナ」がついに香港、東京の次の着陸地、ニューヨークはセントラルパークへやって来ました。この宇宙から舞い降りて来たような白いコンテナは、2年間に世界6都市を訪れる移動式美術館(モバイルアート)で、シャネルのアートディレクター、カール・ラガーフェルドのコミッションにより、建築家ザハ・ハディッドがデザインしたものです。 ココ・シャネルのキルト・ハンドバッグ“2.55”の50周年を祝うため、世界から選ばれた20組のアーティストが、このバッグのそれぞれのインスピレーションをもとに制作したといわれる作品が、展示されています。 オープニングパーティーは昼にも開催していましたが、夜に出席するチャンスにめぐまれ、セントラルパーク内のラムジー・プレイ・フィールドに招待状をもっていくと、厳重なゲストリストのチェックがあり、中へ入っていくと、そこには多数のカメラマンが立ち並び、セレブリティーが到着するシャッターチャンスを待っていました。 暗闇に光っているザハのこのモバイル美術館は、まさにUFOのようでした。招待客も行列待ちで美術館の中へ入るのですが、お洒落なオーディオセット、MP3を付けてくれます。フランス女優、ジャンヌ・モローの深い声が、突然現実から遮断し、これから体験する事になるアートの世界を語り、誘い込みます。 進み始めると、台湾アーティストのマイケル・リンによる、赤がベースのカラフルなタイル・モザイクで敷き詰められた床が出迎えてくれます。天井からは、ロリス・チェッキーニ(イタリア)のクリスタルの彫刻インスタレーションが目を引きます。 さらに進むと階段へつながっていて、大きな容器の中を上から覗く形になっているのが、日本のアーティストの1人、束芋によるビデオインスタレーション。井戸の中から巨大で怪しげな昆虫のような映像が浮き出てきます。 その他、ブルー・ノージズ(ロシア)による作品は、段ボールを覗くと裸の人間達が中でシャネルのバッグの追いかけっこする、というこれまた映像のインスタレーションが仕掛けてあります。オノ・ヨーコの作品は“Wish Tree”で願い事を書き掛けて、これが最後の作品で終わりになります。 コンテンポラリー・アートということですが、あまり主旨はつかめず、全体的にボリューム感があまりなくて、あっという間に終ってしまった、という感じがしました。次々に来場する、シャネルを身にまとうゲストらを観察する方に気を取られてしまったせいかもしれません。 その中でも、やはり当人の、カール・ラガーフェルド、ザハ・ハディッドが登場すると場が盛り上がりました。 美術館を出ると、もうそこはセントラルパークがパーティー会場になっています。パーティー屋内会場ができていて、中ではライブが行われ、皆酔い踊っていて、終わりの時間が表記されていないインビテーションでしたが、有名雑誌の元モデル、美女美男はもちろん、ファッション関係者で華麗そのもの。ケータリングもとても格好良く、モデルへの気配りなのか、ヘルシーなシーフード中心。座っていると、シャンパンはボトルでどんどん置かれていき…、多いに盛り上がりました。ニューヨークの夜はまさに尽きません。野外なので、トイレは仮設ですが、お洒落な空間になっていて、そこにはやはりシャネルの香りがする気配りも…。久々に派手なパーティーで、やはりファッション業界、NYのセレブの華麗なる夜を味わう一夜でした。 ※表示あるものを除き、写真は全て海老原嘉子撮影

第118回 Art+Design Fair

20~21世紀のアートとデザインを集めた、年に1度の国際Art+Design Fairが、今年もニューヨーク、パーク・アベニューArmoryで、10月3日から8日まで開催されました。 1999年発足の、フェアーの中では歴史の浅いショーですが、ロンドンのHaughton Internationalがオーガナイズして、著名作家達と老舗Galleryが41社が出展していていました。多くの国際商品見本市がある中、特徴づける事が難しくなってきていますが、このショーは、世界中で20世紀と現代アート・デザインのコレクターの増加を見越して、特にこの人達の求めるものを集めています。広い会場設定で雰囲気も良く、他のショーと同じ出展者も少し違って見えます。優雅な雰囲気の会場で展示即売されていて、来場者を満足させているように見受けられました。 オープニングのギャラ・パーティーは The Bard Graduate Center(BGC)の育英事業のための資金集めのパーティーが行われました。このThe Bard Graduate Center: for Studies in the Decorative Arts, Design and Culture(通称BGC)は、ウェストの86丁目にあります。1993年に創設の文化装飾的な応用芸術の歴史を学びながら、MA, Ph.Dの取得出来る学校で、タウンハウスのBGC Galleryでは常に装飾アート・デザインの展覧会が催されています。 今回は特別展示として、BGC Galleryが2010年に企画している「Knoll テキスタイルの歴史展」の一部を「Art+Design Fair」で展示紹介しました。Proenza Schoulerコレクションになり、モダン・インテリア・アワード受賞のNYのデザイナー・チーム、ファッションのジャック・マッカラック(Jack McCollough)とラザロ・ヘルナンデス(Lazaro Hernandez)が、最新のKnollテキスタイルをデザインしていますが、今回の展示には歴史展と同時に、学生達のリサーチの他、このインテリア・テキスタイルを使って、ファッションのコート・ジャケットをデザイン展示していました。 今年、フェアの出展者は世界中から集まっています。20世紀クラシックと言われるアートとデザイン・ジュエリーなどのヨーロッパ、アメリカのディーラーに加えて、新しくレバノン(Lebanon)、シリアのダマスク(Damascus, Syria)、アントワープ(Antwerp)と幅広い層が出品していました。 会場の所々に大きな壷に生けられた緑のインストレーションはロンドンのLavendrs BlueのMarian+Victoriaの制作との事、壷はMaison Gerard社の展示で、デンマークで生まれ、1979年に萩で学び、1986年から1987年まで日本に住んでいたという作家、Per Weissの作品。 Waxler Galleryで展示している日本の竹かと思わせるMatthias Pliessniのベンチは、蒸気で曲げた樫の木の細かい細工で目にとまりました。ここに1985年にGallery 91でプロトタイプで発表したThomas Huckerの椅子が、スイスの梨の木素材で新たに制作され展示されていて、シンプルなランプと共に健在ぶりを発揮しており、懐かしい作品に会えた感じでした。 Dai Ichi Artsの中島晴美の作品と、韓国のCaroline YiCahengの細かい蝶の陶器を植え込ませた着物の形の作品も、皆の目を引いていました。 他には、80年始めからコンテンポラリー・アート・ジュエリーの作家を集めてプロモートしているCharon Kransen Arts。日本人作家、韓国人作家の作品も増えてきていて、彼がジュエリーのアートー・シーンのひとつを作っているように思いました。 海外でも評判の良い日本の作品群、陶器、竹などは、ここでも海外のディーラーの目利きによって選ばれ、育てられているのを感じました。 ジャパン・ソサエティー(JS)のJSギャラリーにて、2009年1月11日まで『New Bamboo ~竹の新世界~』展が開催されています。 伝統的な竹篭と機能性などの日本の竹工芸の素晴らしさは古くから認められていましたが、最近になってアートとして日本以外でのコレターが増えはじめ、竹工芸を取り巻く環境が変わってきているようです。 今回のJSギャラリーの展示は従来の一連の竹芸展とは異なり、日本でも見る事の出来ない、世界で初めての大掛かりで新しい方向性を国際的に示す、竹の『New Bamboo ~竹の新世界~』展です。この展覧会はJSギャラリー・ディレクター、ジョー・アール監修により、幅広い年齢層の作家23名の約90点を紹介、細部に至るまで計算されたコンピューター・デザインを駆使した華奢な細工や泥の塊のような重量感のある作品、独創性のある彫刻的な作品などで、これからの竹の将来に夢を感じさせる展覧会です。 竹芸品は16世紀以前には芸術品としては認識されておらず、実用的な竹篭が数千年にわたって作られてきて、竹工芸家が作品に自身の名を記すようになったのは1870年以降のことだそうです。 そして次世代の作家の作品を幅広く集めた、この『New Bamboo』展では、竹の従来の限界を超えた、単なる日本人の美意識ではない様々な価値観が混合しています。主に熱心なアメリカの収集家に支持されて、竹芸は技能と革新の黄金時代に移行しているようです。 『New Bamboo』展は、JS1階のロビーから始まります。池の中に作られた川名哲紀(1945‐ 勅使河原蒼風に師事した)の作品は、JSがこの展覧会の為に制作を依頼し、茶室の原点である囲いに着想を得て創作されたもので、『囲い』と名づけられています。その川名の作品に呼応したアメリカ人作家スティブン・タラスニックの作品がロビーを飾り、竹という素材を介して国境を超えた対話を繰り広げています。 展覧会はギャラリー内へと続き、『器から彫刻へ』『各地の巨匠たち』『個々の表現』『新たな行方』という4セクションに分かれて展開していきます。 『器から彫刻へ』の第1のセクションでは、本間一秋(1930‐)とその息子・本間秀昭(1959‐)の作品で始まります。 『各地の巨匠たち』セクションでは、伝統的な竹工芸界に身を置く作家の作品を取り上げ、八子鳳堂(1940‐)の内面世界を表現する作風を追求しています。割れた竹の独特の美しさを用いた大作です。 第3のセクション『個々の表現』では従来の竹彫刻の限界を押し広げている二人の作家に焦点を絞っています。竹編みの家に生まれた池田巌(1940年‐)の、つやのある漆を何層も塗った竹の幹を打ち砕き、偶然の成り行きに任せた彫刻作品と、植松竹邑(1947年‐)のファイバーアートを思わせる、自由な発想でいて、技術的な完璧さを出す作品。本展では、クラーク日本美術・文化研究センター(カリフォルニア州ハンフォード)が近年収集した植松の代表作が初公開されています。 最後のセクションの『新たな行方』では、川島茂雄(1958‐)の、小さな作品にも竹を凧糸で縛る手法を用いて、繊細に見える興味深い作品や、長倉健一(1952‐)の竹の特質を生かし、驚くほどの技法で竹を制御することで人間の顔・体の形を表現した作品、長い間アメリカの工芸界に身をおいた米沢二郎(1950‐)の作品、最年配の本田聖流(しょうりゅう)(1951‐)による未完成の花篭を熱湯で柔らかくし、練って形にしたというへびの様な細い作品。そして、六角形に編んだ薄く切った竹から連続した不思議で象徴的な形の作品の森上仁(1955‐)等、23名の作品が展示されています。 この展覧会から、日本が最近流行語にしているジャパン・ブランドとかクール・ジャパンの本当の意味は、こういう「日本的であること」に斬新性が見出されて、世界で受け入れられる本物の、このような作品群を言うのでは、と感じます。また、このような作品の課題を与え、育ててくれているのが、日本でなくアメリカのコレクターだというのも考えさせられました。 ※表示あるものを除き、写真は全て海老原嘉子撮影

第117回 Museum of Arts and Design オープン

2008年9月27日、Museum of Arts and Designが、いよいよコロンバスサークルにオープンしました。 ランドマークとして残されてきた「2コロンバスサークル」は、1964年にGallery of Modern Artとしてオープンしたものの、そのデザインが市民から受け入られることなく、わずか5年足らずで幕を閉じました。その後現在に至るまで、市営の元で様々な入居者を抱え、10年あまり空ビルだったものを2002年、Museum of Arts & Designが購入するに至りましたが、その後のランドマーク保護団体からの反対を乗り越え、予定よりかなり遅れた開館となりました。デビューとなる展示会タイトル「セカンド・ライフ」は、まさにこのMAD Museumコロンバスサークルの再誕生を物語っています。 ( http://www.japandesign.ne.jp/HTM/NY/0808/7.html 参照) そしてリニューアル・オープニング・イベントが1週間前から毎日行われ、話題を呼びました。まず、23日のテープ・カット式典にはブルーンバーグ市長が参加して行われ、昼、夜とVip、コレクター、メンバー等々の特別パーティーが毎日続き、賑わいました。展示面積は、これまでの施設の3倍のスペースで54,000平方フィートにも拡大し、見晴らしのよい7階は特別イベント会場、6階はEducation Centerで、ここでは、陶芸、織物、金工他のワークショップがあり、作品創りを実際に見る事が出き、道具等も展示しています。製作過程を見学できるのも、この美術館の大きな魅力の一つとなりました。順次デモンストレーションのプログラムが変わって、いろいろなクラフトを見学する事が出来るようになります。 開館企画展である「Second Lives: Remixing the Ordinary」は、4~5階で展示されています。普段見慣れたものを、別の形でアートに生まれ変えるこの展覧会企画は、今回のリニューアル・MADにふさわしいテーマで、世界17カ国40名のアーティストが参加しました。 分かりやすい素材の作品では、LPレコードから切り取った蝶々が飛び放っている作品や、カラフルな糸巻きを大量に使ったモナリザ像、布のラベル、櫛を沢山使っての絵画、プラスティックのスプーンのピラミットやフォークを使った作品、本や電話帳を削って作った大きな仏像、ゴム手袋を重ねたドレス、3000個のドッグタッグで作った上着などがありました。40名のアーティストの中に、NY在住の日本人で、安全ピンを使うことで知られる神戸出身の河田多美子氏と、繊細な木をショッピング紙袋からつくった沖縄出身の照屋勇賢氏2人が選ばれ、来場者は感心しきりでした。この展覧会は9月27日より2009年の3月まで開催されます。 3階と2階半分は、MAD Museumの52年間のコレクションでも、これまであまり公開されていない作品を時代を追って150点展示しています。60年代中頃、最初のファイバーアートとして有名になったサンフランシスコの2世のKei Sekimachiの作品を皮切りに、16人の日本人、日系人の陶芸、竹などの作品が含まれて展示されています。 今回は、ガラスの藤田恭平、竹の本田聖流、鳥居一峰、陶器のToshiko Takaezu、崎山隆之、岸映子、鈴木ヒロシ、中島はるみ等の作品を展示。今後はMADの2000点のコレクションから、順次展示されるそうです。 2階のジュエリーGalleryでは「Elegant Armor:The Art of Jewelry」と題した企画展を行っています。1948年から現在までのコレクションが、常設のガラスケースに240点と、ドロアーケースに450点あまりが、2009年の5月31日まで展示されます。ジュエリー・ファンには見逃せない展示で、日本人作家では、上から吊るされたネックレスのオブジェ、Hiroko Sato Pijanoaskiとスオー・エミコの作品の他、和田隆のジェリー、平石ユ等の作品も、今回展示されています。 オープニング・イベントにはNY日本総領事館、櫻井大使夫人、久下香織子FUJI TV キャスター、アーティストの和田隆夫妻、河田多美子さん、朽木ゆりこさん等 日本人も参加。コージーで楽しいMuseumで、親しまれそうという感想でした。日本人作家の作品が、ほとんどアメリカ人のコレクターやギャラリーからのものなので、作家自身には伝わっていないのでは、という懸念を感じました。 これからもっと日本の本物、新しいデザイン等も発表して行きたいと思いました。 ※表示あるものを除き、写真は全て海老原嘉子撮影

第116回 Accent on Design

NY恒例のイベント、インターナショナル・ギフト・ショー、Accent on Designが 8月17日~21日まで、ジャビッツ・コンベンション・センターで開催されました。今年は天気にも恵まれ、初日、2日目とも好調で、入場者数もかなりのように見受けられましたが、水曜日、最終日の木曜は閑散としてしまい、いつものように5日は長いという声がしきりでした 作年同様、Accent on Designへのアプローチと、エントランス・ロビーには、注目される「Sustainability」の展示スペースが設けられ、主催者側が選んだ、130社からに及ぶ、環境にやさしい、これからの社会を考えたプロダクト、パーソナルケアー商品から家庭用品などが展示され、この展示を見てブースを尋ねる、関心のある人達も多く見受けられました。 Accent on Designのプレス・ロビーでは、新しく出展した国の為のプレス・レセプション等も行われていました。企画側もいろいろプロモーションを考え、前回から新しく出来たコーナー、次世代を担うデザイナーの発表の場「A+」のブースのプロモーションも盛んにされていました。 今年のAccent on Design賞の受賞者は、Best Collectionには、オハイオ州の会社Wabnitz Editionx。Best New Product Designにはカリフォルニアから出展したArtecnicaのWirePod。(カリフォルニアから出展) Best ブース Presentationの賞は東京から出展のSållbo design、オーナー・デザイナーのSally Kubo-Starrはミネソタ育ちの2世で、東京にスタジオをもっているというデザイナー。英語力をフルにいかしての出展です。もう一つのBest ブース Presentationの賞は、コンクリートでシンプルにまとめたNYのデザイナーJ.Foldのブースに与えられました。 今回のAcccent on Designでは、個人作家、日系人、アジアの人達のブースが、いくつか新しく出展されていて新鮮に感じました。板茂氏の夫人、板雅子さんのジュエリーと妹さんのバッグも「acrylic」という名のブースで出展、コレクターに人気を呼んでいました。 Gallery 91のブースでは、今回新しい価格の高めの作品を試みましたが、やはりアメリカ市場では、コレクター以外は価格の制限があり、高い日本製品のものは大量のバイヤーには繋がらないようでした。 Accent on Design以外のブースで頑張っていたのは、RISD卒の日本人カップルのMorihata International社。日本から選んだデザイン・グッズをきれいに見せていました。 もう一つは、XCIDIA Inc. エクシディア。以前貿易会社にいた方が独立、自力でジェトロでないやり方で見せると頑張り、建築家による見事なプレゼンテーションブースでした。しかし中身の商品がマッチしてるのかが良く見えてこない商品群で、これからが期待されます。 フエリッシモで展示されるBig in Japan Cool in New Yorkの展示会場を使って、Accent on Design Awardを祝うパーティーが8月18日の6時半から行われました。 Accent on Design の「Japan (c) 」の出展にあわせてのアプローチがあったようですが、Jabitから56丁目のフエリッシモまでのシャトル・バスも出て、GLMの重役他、Accentの会場から大勢の人がパーティー会場に流れ、日本から来たフエリッシモの社長に出迎えて頂き、なごやかなパーティーでした。見慣れた日本製品や新しいクール商品を眺めたり触ったりして、人々も楽しんでいました。 展覧会は9月15日からはじまります。 http://www.japan-c.com/press/sept15/ 次回のAccent on Designは1月25日~29日です。 ※表示あるものを除き、写真は全て海老原嘉子撮影